用語集

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ラーメン構造(らーめんこうぞう)

構造形式のひとつで、長方形に組まれた骨組みの各接合箇所を剛接合したものを言う。ドイツ語で「額縁」の意。主として建築・土木構造の分野で用いられる言葉であり、柱が梁と剛接合している構造を、ラーメン構造という。
ラーメン構造は、近代建築における最も一般的な構造形式であり、構造材別に見ると、鉄骨造(S造)、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建築物の多くに採用されている。耐震力に優れ、かつ低層から超高層まで対応可能なので、ビルやマンションなどではこの構造で造られる場合が多い。

ライトコート

採光のためにつくられる中庭のこと。光庭、ライトコア、ライトウェルとも呼ばれる。建物に吹抜けのスペースをつくり、この吹抜けに面して窓をつくる建築手法で、マンションで設けられる吹き抜けもライトコートのひとつ。

ライフサイクルコスト

製品や構造物などの費用を製造〜使用〜廃棄の段階をトータルして考えたもの。「生涯費用」や英語の頭文字からLCCともよばれる。製品を低価格で調達しても、使用中のメンテナンス費用や廃棄時の費用を考慮しなければ結果的に高い費用が掛かることから生まれた発想。初期建設費であるイニシャルコストと、改修・更新費、保全費、エネルギー費等のランニングコストにより構成されている。

ラス

建築や土木工事に使う金網の一種のこと。金網の材料とする薄い金属板に、必要な網目の大きさの切り込みを一方向に多数切り欠き、直交方向に引っ張って網目を作る。このことからエキスパンドメタルともいう。簡単に製作することができる上に、適度に凹凸が生じることから、工事現場の足場板や防護ネット、あるいはモルタル仕上げの壁の下地などに幅広く使われる。針金を組んだものと金属板に傷を付けて引き延ばしたものとがあり、前者をワイヤラス、後者をメタルラスといいます。

ラスボード

塗壁の下地として使用される石膏ラスボードの略称。石膏を芯にして、両側をボード用紙で覆った左官仕上げの下地材。施工・耐火・防火・遮音性に優れている。

ラッカー

一般的には無色または着色された塗料の一種であり、溶剤を揮発させることによって乾燥すると硬くて耐久性の高い塗面を与え、磨き上げることによって非常に強い光沢と深みが得られる。狭義にはナフサ、キシレン、トルエン、ケトン(アセトン)など揮発性の高い溶媒に樹脂を溶かしたものを指す。主に家具などの木部仕上げに用いられる。塗装膜が硬く、淡く上品な感じに仕上がる。

ラバーカップ

トイレの詰まりを直すアレのこと。スッポンとかズッポンとか呼ばれることの方が多い。何度も詰まる場合は異物混入が考えられるので、プロの出番です。

ラミネート

1種類もしくは2種類以上の薄板やシート、フィルムなどを2枚以上重ね合わせて接着すること。ウレタンフォームなどの膜を布地に接着することを「ラミネート加工」と言い、しわや縮みを防止する特性がある。

ランニングコスト

設備・機器の保守・運営・管理に必要な費用のことで、維持管理費、光熱費、修繕費などの費用がこれにあたる。

欄間(らんま)

天井板と鴨居の間の空間のことで、明かり取りや換気などに用いられるスペースである。古くは平安時代の絵巻物にも原型が見られ、格子や障子、透かし彫りの板をはめて装飾を施したことから、転じて装飾板自体も欄間と呼ばれる。